『七つの習慣』 スティーブン・R・コヴィー
第一の習慣 ユダヤ人のフランクリン、
第二次世界大戦時に強制収容所へ送られた。
両親、兄弟、妻と収容所で病死、あるいは毒ガス室へ送られて
妹以外の家族全員が亡くなった。
フランクリン自身も、拷問や数知れない屈辱を受けた。
フランクリンは裸にされ独房に拘禁された。
そこで彼はナチスの兵士たちが決して奪うことの出来ない自由を発見した。
看守たちは彼の置かれた環境をすべてコントロールすることができた。
しかし、フランクリン自身は、
自分の置かれた状況を客観的に観察できる。
彼の基本的アイデンティティーは犯されることはない。
彼はその状況下でどう影響されるかを自分で選択できた。

収容所にいる間、フランクリンは他の状況を頭の中に描いた。
収容所から開放され、大学で講義している場面を想像した。
その教室にいる自分を想像し、拷問を受けている最中に学んだ教訓を
生徒たちに説明している状況を思い描いた。
第二の習慣 マネジメントは物事を正しく行うこと。
リーダーシップは正しいことをすること。
マネジメントは成功のはしごを能率よく昇ること。
リーダーシップは掛け違っていないか判断すること。
一例として、ジャングルの中で斧を持って道を切り開いている作業チームがいる。
マネージャーはその後方に立ち、斧を研いだり、方針や手順のマニュアルを作り、
スケジュールを組んで、作業がうまく行くように管理する。
リーダーは、
ジャングルの中で一番高い木に登り、全体を見渡し、
「このジャングルは違うぞ」
そう叫ぶ人なのである。

リーダーとして、
変わらざる中心ががなければ、変化に耐えることはできない。
第三の習慣 自己管理を可能にしてくれるのは自由意思である。
それは意思決定をし、その決定に沿って行動する力である。
周りの環境に左右されず、周囲の環境に作用を及ぼし、
自己の描いたビジョンを主体的に実行に移す能力のことである。

効果的なマネジメントの定義は、「重要事項を優先する」ことである。
リーダーシップは「重要事項」とは何なのか決めることであり、
マネジメントはそれを優先して、毎日、瞬間瞬間において実行することである。
マネジメントは自制する力であり、実行力である。
第四の習慣 他の人と相互に学習し、相互に影響を与えて、
相互に利益を得る姿勢が必要である。

「Win-Winを考える」
第五の習慣 人と接するとき、独善的であったり、自分自叙伝を押し付けたりしている。
どちらもお互いに理解されたいと思っている。
しかし、会話は独り言を言っているもの同士で展開し、
相手の中で何が起きているのか、最後まで本当に理解することは出来ない。

誠意を持って、相手を理解しようとし、
話の中身を自分の言葉に置き換え、感情を反映するとき、
相手に大きな精神的な空間を与えることができる。
それは、相手が自分の思いと気持ちを整理できるように助けることになる。
あなたが本当に聴いて、そして理解しようとしていることが分かるにつれて、
相手が奥底で考えていることと、実際あなたに話していることのギャップが消えていく。
魂と魂の交流が始まるのである。
やがて、彼の中に、最も大切な思いや傷つきやすい内面を、
あなたに見せても良いとうい信頼感が出てくる。
第六の習慣 相乗効果とは何なのか。
全体の合計が各部分の和よりも大きくなるということである。

例えば二つの植物を近づけて植えると、
根は重なり合い、土壌を肥やし、
それぞれを別々に育てるよりも良く成長する。
また、二本の木材を重ねれば、
一本で支えられ重量の和より、はるかに大きな重量を支えることができる。
第七の習慣 森の中で一所懸命ノコギリをひいているきこりがいる。
汗だくになって、大きな木を切っている。
「少し休んで、ついでにノコギリの刃を研いだらいかがです。
そうすれば仕事がもっと早く片付きますよ」
きこりはこう答えた。
「刃を研いでいる暇なんてないさ、切るだけで精一杯だ」

第七の習慣は、
自分自身という最も大切な資源を維持するために、最新再生させることである。
肉体、精神、知性、社会・情緒面。